「ひろがる『日韓』のモヤモヤとわたしたち」という本を読んだ。この本は一橋大学社会学部加藤圭木ゼミナールの活動の中から生まれた本であり、しかも続編というから二冊目ということになる。私は一冊目は読んでいなかったが、雑誌で書評を読み、興味を持ち読むことにした。大学院生を中心に5名の方が共同で執筆されていたが、その内容は分かり易く、しかも深く問題点をとらえ、さらに現状認識だけにとどまらず、未来への提言まで書かれていた。私自身、日本に長く住んでいて日韓問題に直面した時に感じるイヤなモヤモヤは一体何だろうと思いながらも深く考えないで、周りに流されながら、やり過ごしてきたこともあったが、この本を読んでモヤモ…