生活は貧しいけど、一生懸命働く家族がいました。 朝早くから農作業をして、夜は縫物や機織りをしながら、朝から晩まで若い夫婦は 子どもを育てながら働き、毎日とても幸せでした。 ある日屋根裏から降りてきた貧乏神様は、100年以上この家で暮らしていましたが、 夫婦がとても真面目に働くので、ここにはもう居られないと出ていこうとしました。 すると夫婦は引き止め、ごちそうを振る舞い、貧乏神さんを大切にしました。 そこへ福の神がやってきて、ここはお前のいるところじゃないと!と言い、 貧乏神の腕を掴むと、家から追い出そうと力づくでひっぱります。 貧乏神様も福の神が怖くてガタガタ震えながらも、喧嘩を始めました。 …