♪しょ、しょ、しょじょじ、しょじょ寺の庭は・・・ さて皆出て来い来い来い、となるのだろうか。てっきりこの唱歌はこのお寺が場所なのか、とずっと思っていたがどうもそれは違うようだった。千葉の木更津らしい。しかし童謡の場所を探し当てて何の得があろう。なにごとも現実解に結び付けるほどつまらない事は無い。想像の世界で遊ぶことは楽しい。 実際にニ十体以上の狸の置物が参道に並ぶこの寺にいると、彼らはやはり月夜に誘われて出てきたと思う。そこは確かに月がいかにも綺麗な場所に思えるのだから。 歌はともかくも、どうやらこちらはこの寺の話らしい。 和尚さんは居眠り中。すると彼が何処かで手に入れた茶釜から手足首が出た。…