ぼくたちの骨:樫崎茜著のレビューです。 ぼくたちの骨 作者:樫崎 茜 発売日: 2012/09/27 メディア: 単行本 感想 不格好なチーターの剥製との出合いから 「剥製」という漢字、あらためて見てゾクッとする。剥製ってこんな感じで作るのだろうなぁーと漠然と想像していたけど、この本を読むと「あーまさに動物の皮を剥いじゃっているのね」と、作業工程からぼんやりした想像から明確なものに・・・。 剥製って目の前にあると、なんとも言えない緊張感が走る。かつて海外の博物館で大量の剥製の展示品を目の前にしてクラクラした経験がある。品数が多く、臭いも厳しいものがあり、ゆっくり鑑賞するなんて余裕もなく、はやく…