劇団未来「パレードを待ちながら」@こまばアゴラ劇場 劇団未来「パレードを待ちながら」@こまばアゴラ劇場を観劇。カナダの劇作家ジョン・マレルの作品を現代口語の関西弁により、上演している。戦時中のカナダの地方都市を舞台にした翻訳劇だが、翻訳劇として東京の言葉に近い言葉に翻訳されたテキストを稽古場でそれぞれの俳優が普段話している日常言語に近い言い回しに直していくことで、翻訳劇的ではないリアルな演技に変換している。海外戯曲の上演としてはかなりユニークな上演形態であり、そこで醸し出される空気感が面白かった。 作:ジョン・マレル 翻訳:吉原豊司 演出:しまよしみち 2022年初演。第77回文化庁芸術祭「優…