今日の日経新聞に掲載された「米コロンビア大デモを考える~教養教育が培う現実感覚」という記事が大変勉強になりました。 イスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの攻撃に反対するデモは米コロンビア大から全米に広がりましたが、同大大学院で客員教授を務める佐藤仁・東京大教授は、伝統的な教養教育が社会への関心を高めているとして、次のようなことを述べられていました。 『興味深いのは、コロンビア大が、コア・カリキュラムと呼ばれる 全米で最も保守的な教養教育を維持してきた大学であることだ。 それは、アリストテレスの「ニコマコス倫理学」やマキアベリの「君主論」といった 西欧の歴史、哲学、文学から選び抜かれた古典を、…