不登校気味の女子校生が図書室の中年男性司書教諭を学校の居場所とする話。 コンセプトは非モテ童貞こじらせおじさんがメスガキにおちょくられる展開。 ぜろよん先生の『雑魚先生』を読んでいるような既視感があり時代はメスガキものか。 ぜろよん先生の作品は先生が最後に自殺してしまいJKが精神崩壊するカタルシスがあるが…… 十全先生の本作はメスガキ分からせ路線となり結果的に中年おじさんに完堕ちする展開だった。 主人公のおじさんを受け入れられるかどうかで評価が分かれそう。 人生に絶望し社会的に孤立しており生存理由を見いだせず残りの生命が緩慢なる自殺に感じられる人々には刺さると思う。 おじさんを小馬鹿にしてくる…