地獄門 1953年 日本大映 ○あらすじ 「平清盛の厳島詣の留守を狙って起された平治の乱で、平康忠は、焼討をうけた御所から上皇と御妹・上西門院を救うため、身替りを立てて敵を欺いた。上西門院の身替りとなった袈裟の車を譲る遠藤武者盛遠は、敵をけちらして彼女を彼の兄・盛忠の家に届けたが、袈裟の美しさに心を奪われる。清盛派の権臣の首が法性寺の山門地獄門に飾られ、盛遠は重囲を突破して厳島に急行した。かくて都に攻め入った平氏は一挙に源氏を破り乱は治った。袈裟に再会した盛遠はますます心をひかれ、論功行賞に際し、清盛から「望み通りの賞を与える」と言われるや、速座に袈裟を乞うが彼女はすでに御所の侍、渡辺渡の妻だ…