どうしようもなく侘しい気持ちにさせられる まちが 私にはある。 ただ歩いているだけなのに 匂いも 風景も すべてセンチメンタルな気持ちにさせられるまち。 昼間はまだ平気なのに 夕方になるともうだめだ 夕方はわびしさを加速させるもの 人の活動は疲れと、帰路への期待で 昼間より 慎ましくなる そんな人間たちの様子を真似るかのように 動物たちも静かに命のための活動を紡ぐ 全てがわびしさに包まれてしまう。 地域住民がただ雑談を交わしている様子も リードでつながれた犬や猫も さびれたまちの姿も かつてはそこにあったのであろう 賑やかさが失われているのを感じるからだろうか 正直、このようなまちは 好きにな…