過去の人生の分岐点で違う方を選んだ場合の自分はどのような能力を発揮するのだろう。エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスを観た。主人公の女性は中国系移民で、コインランドリーを家族経営している。経営やら家事やら親の世話やら子供の心配やら納税やら。毎日を追っかけながら過ごしている,その状況、良ーく解る。料理しながら確定申告しながら仕事のトラブルが起きたり、苦情や家族のやっつけ仕事が舞い込んでくる。分かる、分かる、痛いほど。エヴリンはついこの前の私のようだ。という訳で主人公の心理状態の共感と感情移入してしまった。このような状態に置かれた人、置かれがちな女性でないと、中々この映画のハチャメチ…