今週のお題「試験の思い出」 波の上ビーチで行われたカムイノミ(神への祈り) カンニングこそしなかったが、学生時代だけでなく社会人になっても、とにかく試験にパスできれば良しとして、自分にとっての学びも考えず、ひたすら丸暗記したり、適当に理解してやり過ごしてきたものだ。 北海道二風谷に住むアシリ・レラさんは筋金入りのアイヌのシャーマンである。 中学の卒業式のとき、いつものように堂々とアイヌ民俗の鉢巻(マタンプシ)を頭に巻いて臨んだところ、校長先生から「マタンプシを取らないと卒業証書をあげない」と言われたそうだ。レラさんは卒業証書を受け取ったが、その場で証書をビリビリに破いて捨てたという。かっこいい…