『哲学者たちの天球』という、アリストテレス哲学がどのように広まっていったのか、どのように解釈されていたかということが書かれている本を読んだ。 ちょっと正直後半は難しすぎて返却期限までに読み終えることはできず、図書館に返してしまったのだけど、こうした難しい本に良くある「わかるところはわかるし面白い」本だった。 「天が生きている」とか「天は魂を有している」とか言われると、絵本の世界的なファンタジックなイメージを描いてしまうけど、当時のひとはそれを大真面目に考えていて、なぜ「天が生きている」のか理屈付けている。ひとつひとつ論理的に説明されると、なんとなくそう考えるのも間違ってはいないように思えてきて…