各受講生の作品をブログで講評するのは初めてですが、今回はチラシに出展者を明記しましたので、一人づつコメントをして行く公開講評その⑥です。 寺嶋夕美さんの左からタイトル「予定のない午後の時間」「スモークツリーの下で」「あ・の・ね・・・」3点。これらの特徴は空間と時間が主題になっているところです。これこそが作者の個性であり、自然体で作画に臨んだ時、事物(モチーフ)を描いていたとしても、画面から流れてくるのは空間と時間なのです。 時間に追われたり、急かせかした気分から開放されていないと、こういう絵は描けません。裏返せば何かに追われていても整理出来る能力があれば描ける訳ですが、これが私には出来ません。…