アムリッツアの大敗で帝国と同盟の経済・軍事バランスが崩れた結果、フェザーンの黒狐はフェザーンの真の支配者である地球教徒の大主教に向かって、「戦争による社会不安から宗教を広める」から「統一国家を出現させその中枢を感化させて丸ごと乗っ取る」方針転換を提案して認められました。 これは表向きは(裏の活動ですが)地球教による効率的な人類社会の乗っ取り、その裏ではルビンスキーが人類社会を手に入れるため地球教すら利用する策でしたが、肝心なところでのボルテックの裏切りもあり帝国側の速攻で表の権力基盤であるフェザーンを奪われます。 むろん諦めずに地下に潜ったルビンスキーは策謀を駆使して帝国を翻弄します。それも結…