和田優希くん初主演作『アナザー・カントリー』を観てきました。 正直なところ、作品の時代背景が理解できていないと「なんだかよくわからなかったけど、和田くんの演技が素晴らしかったなぁ」というふわっふわの感想で終わってしまうので、理解を深めるべく文献を漁っていたらもう大阪初日です。早い。 そんな訳で、今回は1930年代のイギリス階級社会について解説しながら、わたしなりの考察と感想を書いていきたいと思います。 以下、ネタバレ注意。 あらすじ 舞台は1930年代イギリス。名門パブリック・スクールの寮の一つ「ガスコイン・ハウス」で、ガイ・ベネット(和田優希)と親友のトミー・ジャッド(鈴木大河)は寮生活を送…