『ラスト・ナイト・イン・ソーホー』エドガー・ライト監督の新作。彼の映画だと『スコット・ピルグリム VS.邪悪な元カレ軍団』というおバカ映画がすごい。いや、あれはおバカ映画ではない。4ビットの任天堂ゲームをステージとする陳腐な映画に思わせて、実は『地獄の黙示録』なども意識させるすごいエンディングが待ち受ける哲学的な映画だった。そしてこの日見た、『ラスト・ナイト・イン・ソーホー』もまた、あのおバカ映画で言わんとしたことが重なっている。 www.youtube.com ホラー映画なのだが、青春ドラマだ。しかしひとことでこの映画を片付けるのは難しい。1960年代のソーホーに遡及することの意味などを考え…