クトゥルー神話に登場する架空の人物。ラヴクラフトによればイエメンのサナアに住んでいた詩人で、魔道書『ネクロノミコン』の著者として知られる。
感想を書こう書こうと思っていたら病に倒れ、ついつい遅れてしまった。 大変申し訳無い。 さて、アブドゥル・アルハザード少年が歴史の謎を解きながら、いた事さえ歴史から削除された亡国の王ネフレン・カの娘ネフティスへの恋情を見せる一編。アブドゥルの心に残るネフティスの面影が、読者にも染みることだろう。 最後の1ページ、歩み去るアブドゥルの心情を思わせるイメージが、哀愁漂うエンディングである。