夏場の山の露天風呂は、アブとの出会いが待ち受けています。 アブ対策の基本は素肌を隠すことですが、なにしろ露天風呂では素っ裸であり、この上ない無防備な状態でアブに立ち向かうことになります。 車の上にとまったアブ アブの雌は、産卵に必要なタンパク質を得るために、動物の血液を吸って生きています。そのため、動物の吐く二酸化炭素や、体温、特殊な匂いなどにすぐに反応して、ターゲットとなる動物を察知します。そこへ裸の人間が現れてくれれば、アブにとっては「棚からぼた餅」です。したがって、アブがつきまとってきたら、とにかくすぐにお湯に浸かり、肌を晒す部分を最小限にしなければなりません。 アブは、ハチのように毒針…