数奇な運命を背負ったマスクの第二章 マスクとしての効果はどうなのか。政治的な決断は適切だったのか。総事業費500億円とも言われている経費をどう捉えるか。などなど、ややこしい問題ばかりが山積みになっていた“アベノマスクこと給食マスク”だが、無償供与策が出て、ようやく決着しそうになってきた。 厚労省の特設サイトを通して申請された件数が37万件。枚数にすると2億8千万枚分に当たるそうだ。どうも100枚単位の受注しか受け付けない仕組みになっているらしく、正確に必要とされている枚数は分からないが、それにしても、立派な数字である。 これがアパレル産業なら「うまいことやってバッタ屋に引き取らせた」と笑いなが…