あと2日で4月。新年度を迎えるこの季節は、毎年あわただしい。くるものへの準備と、ゆくものの始末。期待と不安、思切と懐旧。そして4月に入れば、あわただしい中にも、新しい風に乗った清々しい香りをほのかに感じ、少しホッとする時を迎える。 そんな感じでバタバタやっていると、いつも知らぬ間に桜の開花が始まっている。今年も気がつけば既に3分咲き、というところだろうか。今の雨が抜ければ、あとは一気。おそらく次の週末あたりは満開なのだろう。ちょうど入学式のシーズンにジャストフィットで、よかったね、なんてことを感じるのは、やっぱり「日本人」なのだ。最近は、海外に合わせて年度の始まりを秋にしよう、なんて話も持ち上…