今日はとても寒い。東京でも雪が降っていた。「ああ,寒い。(Il fait froid.)」このフランス語で大昔のことを思い出した。それは雪がテーマになるある小説のこんな台詞だった。 Elle avait froid jusqu'aux os(彼女は骨まで寒く感じた。) « Ce sera ainsi toujours, toujours, jusqu'à la mort. »(死ぬまでずっと,ずっとこんななのかしら。) これは大学3年生の時に第二外国語のフランス語で読んだモーパッサン « Première Neige »(『初雪』)からの文章だ。今から37年前のこと。当時の第二外国語というのは…