1980年の幕開けは、ビー・ジーズにとって最高のものとなった。1月12日付けで『ビー・ジーズ・グレイテスト』がビルボード・アルバム・チャートの1位に輝いた。1978年の『サタデイ・ナイト・フィーヴァー』、1979年の『スピリッツ・ハヴィング・フロウン』に続く3年連続でのナンバー・ワンだった。 しかし1980年代の幕開けは、ビー・ジーズにとって最悪のものとなった。ディスコ・ミュージックに対する反発(backlash)から、ビー・ジーズがやり玉にあげられたからだ。何しろ全米を敵に回したのだから大変だ。レコードを買ったのは音楽ファンなのだから、火あぶりにするなら彼らにすればよさそうなものだが、評論家…