アークトゥルス

アークトゥルス

(サイエンス)
あーくとぅるす

Arcturus(α Boötis, α Boo)
うしかい座にある恒星の名。うしかい座α星。全天で4番目に明るい恒星である。実視等級-0.04等。スペクトル型K1.5III。表面温度4000K。赤色巨星。オレンジ色に輝く。
恒星の固有運動が大きい星として知られ、1年間で2.3秒角(太陽に対して秒速140km)の速さでおとめ座の方向へ移動している。従って、5万年後にはスピカの位置まで動くことになる。これは、太陽系からの距離が37光年と非常に近いことによる。
春の夜空を代表する星として知られており、5月頃の東の空にひときわ明るい星があれば、おそらくこの星である。また、おとめ座スピカと、しし座デネボラとともに、春の大三角を形作る。
北斗七星の柄の部分の3つの星を結んで延長すると、アークトゥルスを通り、スピカへ至る。これを「春の大曲線」と呼ぶ。

名前の由来

ギリシア語で「熊の番人」の意。実際、おおぐま座を追いかけているように見えなくもない。

アークトゥルスの別名

春の空で最も明るいアークトゥルスには、多くの別名がつけられている。

  • 麦星  麦の収穫時期になると、アークトゥルスが空に上ってくるため。
  • 五月雨星
  • 夫婦星  その色の対比から、スピカとアークトゥルスは「夫婦星」と呼ばれることもある。オレンジ色のアークトゥルスが男性、青白い色のスピカが女性である。

ギリシア神話

妖精カリストと、ゼウスの間に生まれた子カルカスだなどと言われているが、はっきりしたことは定かではない。


関連語:アルクトゥールス、リスト::天文学

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