天才というか奇才。初めて読んだのはなんだろう。 いずれにせよ恐怖漫画だったに違いありません。 恐怖漫画の印象が強くて、ギャグマンガの「まことちゃん」ですら怖かった。 一方で「漂流教室」は凄く好きで、少年サンデーコミックス(全11巻)と文庫版(全6巻)を持って、いまでも本棚のすぐに手に取れるところに並べてます。 もうひとつ「イアラ」。奈良時代から現代、そして未来までを描くこの作品は、楳図かずお版の「火の鳥」と言っても過言ではない。 旧小学館文庫版(全5巻)の中の短編がまた面白く、連作の「烈願鬼」、何といっても「指」という短編が、楳図かずおの中で一番好きです。楳図かずおの作品は単に恐ろしいだけでな…