6年前に背伸びをして買った作品。何度か聴いて、当時なりによいと思ってはいたのだけれども、いつの間にか死蔵品になっていた。ふとラックの片隅にこいつがいるのを発見して、再生してみると。俄然いいですね。購入当時に聴いていた時とは全く印象が異なる。ギターとオケとのバランスの良さと、その溶け合う感覚が滑らかで心地よい。それを感じ、理解できている自分がここにいる。イエペスのギターはどこまでも柔らかく、熟成された音と表現しても恐らく間違いではないだろうと。当時のオーディオ環境ではこの音が引き出せなかったと言う背景もあり。今の環境ならば、ヘッドホンで聴いていても、音の滑り出しが快感に繋がるほど。自分が生まれて…