ザ・ローリング・ストーンズの話である。彼らのアルバムをせっせとメルカリやハードオフや六可レコードなどで探し、買い求めてきたが、ついに1968年の「ベガーズ・バンケット」から1982年の「スティル・ライフ」までがつながった。こんなことはCD時代にもなかった。 これらのレコードはジャケットがボロボロだったり、レコード針がある場所でとんじゃったりする代物もあるが、それぞれ念がこもっているというか、所持者の思いが何となく伝わって来て面白い。中古のレコードを集めるというのはそういうことなのかもしれない。中古車にしたって前の所持者の匂いを何となく嗅ぎ取れるものだ。そして僕は中古の品物を買うのが結構好きだ。…