国民を飢えさせないこと、栄養豊かで満足できる食事を保障することは国政のもっとも大事な責任であるはずだ。20~30年後に食料不足に陥るかもしれないと、農水省は花農家や畜産農家の畑に穀物やイモ類などを強制的に植え付けさせる法律を考え始めている。 次の図は農水省が作ったものだ。食料輸入、家畜飼料輸入が滞った場合を想定し、イモ類中心の食生活を例示した。 農水省:食料自給力指標(いも類中心の作付け)の食事メニュー例 こんなくらしを国民に強いる農政でよいのか。こんな想定をする前にやることがあるはずだ。 新・農家100万戸育成計画を具体化しよう。 20年間で100万戸育成といっても就農者が若い人だけとは限ら…