昨年暮れ、女優・のんが企画・脚本・監督・主演を務めた映画「Ribbon」を見た。 周知のように「のん」という名前をめぐっては、芸名を巡るトラブルにより、本名の「能年玲奈」で活動することが出来なくなった彼女が平成28年(2016)7月、再出発するにあたり「女優・創作あーちすと『のん』」と、芸名を改めた経緯がある。 のんの映画を見ながら、ふと思い出したことがある。 かつて「芸名」を巡るトラブルで裁判沙汰となり、「2人の同名俳優が出現」するという珍事が起こったのだ。 それが同5年(1993)7月に勃発し、なんとNHKまでもが真正面から報道して社会的問題になった「元祖・加勢大周VS新加勢大周」の大騒動…