高い背もたれの上部両面に耳がついた一人掛け用の安楽椅子のことです。 18世紀ヨーロッパでロココ様式が流行した時代に生まれ、貴族の間で人気がありました。 美しい曲線のフォルムと猫足が特徴ですが、元々は、暖炉の熱を避けたり、風から頭部を守るために耳をとりつけたといわれています。 この耳を羽に見立て「ウィングチェア」と呼ばれるようになりました。 本革製、ファブリック製のものがあり、本革製はシックなイメージ、ファブリック製は高貴なイメージになります。 高級感を漂わせるスタイルが主流です。 さて、ご紹介のウイングチェアは、背もたれが、真珠貝の様なシェルバックスタイルです。 D・R・KincaidChai…