ウイルスは自分で子孫ウイルスを作るための装置を持っていない。したがって、子孫ウイルスを作ってくれる宿主細胞(人間や動物など)を探す必要がある。ただ、されるがままに(例えば感染した人のくしゃみとか、外に飛び散った飛沫が浮遊しているときの風など、また食べ物につくなど)、自由に動いているだけである。その結果、別の人がそれを吸い込むとか、食べるなどで、からだに入っていく。そこで、ウイルスは自分の子孫を増やしてくれる細胞に巡り合えた場合に子孫繁栄という結果になる。子孫繫栄のためには、ウイルスと細胞との相性が合うことがとても重要である。 からだに入ったウイルスは、たまたまそこにいた細胞に、でたらめに、滅多…