「自分のことをどう思うかではなく、自分が何を創り出したいかにフォーカスせよ」というのが、この本の一貫した教えだ。第1章では、自意識にフォーカスすることの問題として「学習」を例に出し、学習における自意識へのフォーカスは、制約になるという記述があった。 何かを学ぶときは、ひどく間抜けに見えたり、とんでもなく下手くそに見えたりするものだ。ぞっとするほどみっともなかったり、人をイライラさせるくらい不器用だったり、身の毛もよだつくらい無能に感じられたりもする。これは当然のことだ。学びのカーブは直線的ではない。何かに熟達するまでの過程には、辛く不快な時期があるのが普通だ。(中略) ここに自意識が入り込むと…