ウクライナ情勢が緊迫しているが「ウクライナが舞台となった映画」というのも意外と多い。まず頭に浮かぶのが「屋根の上のバイオリン弾き」。その他、いくつかピックアップしてみる。1986年に起きたチェルノブイリ原子力発電所の爆発による放射能の汚染もウクライナだった。 ■「屋根の上のバイオリン弾き」(1971) ウクライナ地方の小さな村「アナテフカ」が舞台。牛乳屋を営むテヴィエのユダヤ人一家の話。ユダヤ教の戒律を厳格に守ってつましくも幸せな毎日を送っていた。が、次第にエスカレートしていく「ポグロム」と呼ばれるユダヤ人排斥運動が起こり、村全体が追放されることになる。テヴィエたちは着の身着のまま住み慣れた村…