「戦争は誰にとっても恐怖です。私にとっても」これに続けて、「恐怖を認めるには勇気がいります。私たちには勇気が必要です」とある。 町の道路沿いにこうした看板が立っている。戦意高揚のためと思われるが、命を捨てて、とか「欲しがりません、勝つまでは」的なイケイケのものは見られない。 これは激しい戦闘が続く東部ドネツク州の道路そばの看板に大きく書かれた言葉だ。反戦団体なのかと思いきや、なんと国防省の広報掲示板だった。写真の男性の言葉のようだが、この文言は力が抜けている。 ウクライナ取材報告。10月23日(月)。 5泊したドネツク州クラマトルスク市からドニプロ州の州都ドニプロ市へ。ウクライナで4番目に大き…