教えてください「ホーホケキョ」 初夏を迎えると、近くの藪で鶯がしきりに鳴く。今年は練習期間もほとんどなく四月下旬には見事にさえずり始めた。それから程なく、今度は不如帰(時鳥、杜鵑、子規)が鳴き始める。こちらは鶯より声も大きめで、昼夜を問わず鳴く。梅雨の今は、鶯も不如帰も雨の合間に「今、降ってないよ」と教えてくれる。私は疑問に思う。どうして鶯の方が不如帰より美しい声に聞こえるのか。多く和歌に詠まれているのは不如帰のような気がするが。「ホーホケキョ」と「テッペンカケタカ」という文脈か、あるいは音程か、鶯の巣に卵を産み付けるという不如帰への偏見か。単なる個人的な感じ方なのか。教えてください。 (熊本…