封切り二日目。 席数118の【シアター3】の入りは七割ほど。 原題は〔Missing〕。 ただこのタイトルでは自分の知る限り1982年と2003年の映画があり、特に前者は「アカデミー賞」受賞作。 それと重ねることはせず、〔search/サーチ(2018年)〕のシリーズと敢えて見せたのは、ある意味慧眼。 しかしエンドロールを漫然と視ていて、思わず(心の中で)ああっつ!と声を上げる。 これは実は単数ではなく、複数形の内容なのだと改めて気づく。 要は「Missing(s)」が正なのだ。 それに象徴されるように本作は細かいところまで神経が行き届いた脚本となっている。 もう十八歳にもなる娘の日々の行動に…