お台場で開催中の「ラムセス大王展」。入場料は4000円以上取られる。つまりそれだけ、会場の設営やエジプトからの輸送に膨大な経費が掛かった、ということ。 これは、ラムセス大王の棺だ。杉材だが、紀元前13世紀のものが朽ちずに、ここまで保たれている奇跡。 中に入っていたラムセス大王のミイラは、173cmあるそうだから、生きていた時は優に180cm超えの、当時としては真に大男だったに違いない。20代前半で即位し、90歳くらいまで奇跡の長寿を得て、大王に君臨し続けた。紀元前13世紀で、信じがたい。現代の感覚なら140歳くらい生きたようなものでは? かくも長寿で、しかも生涯大王であり続けたため、息子の一人…