ドイツ軍人:(1891-1944)
フルネームはエルヴィン・ヨハンネス・オイゲン・ロンメル。第2次大戦で活躍したドイツ陸軍の名将。プライベートで狐を飼っていたことから、つけられたニックネームは「砂漠の狐」。
北アフリカ戦線ではドイツ・アフリカ軍団(DAK)を率いて、圧倒的物量差のイギリス軍戦車部隊に対し、限られた自軍の戦力を知力で駆使し、撃退した。
数で劣る自軍の戦車に鎖を引かせ、実際の戦車両数以上の砂煙りを立て、敵に自軍戦力を見誤らせたというエピソードはあまりに有名。また捕虜の扱いが手厚く、その両面からも、連合軍から一目置かれる存在であったという。
戦中、その挙げた戦績の多さから、国民的英雄にまで名が知られるようになるが、ヒトラー暗殺疑惑がかけられ、家族を盾に自殺を強要され、自宅の庭で服毒、命を引き取った。ドイツ国民に対しては「戦死」と伝えられ、盛大な国葬がなされた。
「歩兵の攻撃」