Cluxhavenのお城 Dr.Pと久しぶりに会う。不思議な感覚だった。彼とはハンブルクの語学学校の初日に出会った。小雨の降る灰色の空の下をバスと電車を乗り継いで学校に行ったら、廊下で並んでいる集団がいて、私と同じクラスになるらしい人らしかった。授業は午後からだと言われてそのまま5時間ぐらいみんなで時間を潰したのが最初。他のみんなとは連絡を取らなくなってしまったけれど、Pとだけは連絡を時々とるし、なぜか半年に一回くらいの割合でまだ会う。でもそれも今日が最後になってしまうかもしれない。 Dr.Pは魚の研究をしている。偉大な学者の名を冠した奨学金を2年間ドイツで研究した彼は来週にはまたインドに帰る…