シリーズ(10)では、旧平価の金本位制の復活(金解禁)のためデフレ経済を選択し、厳しい緊縮財政を行った。金解禁政策を争点にした総選挙で与党が大勝し、メディアも民衆も支持した。緊縮財政とは軍縮の実施である。世界的にも軍縮の流れにあり、ロンドン軍縮会議の参加して軍縮を実施した。政党政治は文化が花開き、軍部はそこまで力は強くなく、政党政治で国家システムをコントロールし、軍部を概ね掌握していた。しかし、金解禁不況は、シリーズ(9)で詳述した農村を更に疲弊化させた。経済的不安が大きくなり、テロの時代に突入する。 kyoyamayuko.hatenablog.com 今回も松元崇さんの本の10-11賞を中…