前回の記事で述べたミシガン大学のT先生のラボから、メール上でのオファー(「仮オファー」ないしは日本の「内々定」に近い)をもらい、それを承諾するやり取りを、2週間ほど前にした。 ああ、これで決まった、よかった。イェールを辞めた後も、アメリカにいられる。 通常であれば、この後、ボスから正式なオファーレターが届き、サインして、正式に契約となる。しかし現在のアメリカのアカデミアの情勢ゆえ、ボスの一存ではオファーレターを出せない。大学上層部の審査を経て、それに通って初めてオファーが出せると言う。 僕はイェールを7月に辞める。現在の僕のビザはH-1Bという区分で、このビザでは、職を失った後、60日間までは…