「フィールドのブラック・スワン」 190㎝80㎏と体格に恵まれ、持ち前の身体能力も抜群。柔らかいボールタッチ、戦術眼、正確なパスワーク、空中戦の強さなど、多彩な能力を生かしてCBや中盤底のポジションでチームを牽引した。湖面から水鳥が跳びはねるようなダイナミック・プレーで「ブラックスワン」と呼ばれたのが、フランク・ライカールト( Franklin Edmundo Rijkaard )だ。 80年代後半のACミランにおいて、フリットやファン バステンとオランダトリオを形成。攻守にわたる幅広い活躍でクラブの黄金期を支えた。オランダ代表でもセンターバックとして素晴らしいプレーを見せ、88年の欧州選手権…