オリンピックの開会式では、カザフスタンの旗手を務めたオリガ・ルイパコワ選手の美しさが評判となっていた。 ルイパコワ選手も「祖国の広報に役立つことができて嬉しい」と語っていたそうだが、彼女はロシア人であって、カザフスタンの主要民族であるカザフ人ではない。おそらく、カザフ語も話せないのではないかと思う。 カザフスタンはソビエトが崩壊した1991年に独立し、以来、ロシア人の住民は、ロシアなどへ移住して減少したものの、今でも20%近い人口が有り、ロシア語も公用語として認められているという。 そもそも、都市部に住んでいるカザフ人の中にもカザフ語が話せず、ロシア語を使っている人は少なくないらしい。 一方、…