翌朝、目覚ましをかけた時間よりも1時間ほど早く目を覚ました。 「目を覚ました」と言っても、湿気た部屋での浅い眠りだったので、体は重い。だが一度目が冴えてしまうと再び眠ることもできず、寝不足な体を起こしてホテルを出る準備を整えた。 今日はアルマトイからキルギスの首都・ビシュケクまで、長距離バスで移動する。 アルマトイのバスターミナルでまともにご飯を食べられるかわからなかったので、散策がてら朝食を調達しに外へ出た。 昨夜は暗くて気づかなかったが、大通りからホテルに続く路地まで一面が水浸しになっていた。どうやらかなりの大雨だったらしい。私の部屋の外側にも、もはや道だったとは思えないほどの巨大な水たま…