doi.org 【目的】通年性アレルギー性鼻炎(PAR)は日本人に多い疾患である。その治療には第二世代抗ヒスタミン薬(SGA)が一般的に使用されているが、どのSGAが最も費用対効果が高いかは不明である。さらに、小青竜湯(日本では伝統的にPARの治療に処方されてきた)の薬剤経済学的知見もまだ十分に得られていない。本研究では、日本人の外来患者におけるPARの治療に対する様々なSGAおよび小青竜湯の有効性を、医療費支払者の観点から調査することを目的とした。 【方法】6種類のSGA(ベポタスチン10mg、セチリジン10mg、エバスチン10mg、エピナスチン20mg、ロラタジン10mg、オロパタジン5m…