打ち上げ失敗が続くカイロス――日本の宇宙開発はどこへ向かう? 2024年12月18日、和歌山県串本町のスペースポート紀伊から小型ロケット「カイロス2号機」が打ち上げられました。しかし、再び失敗に終わり、日本の民間宇宙開発に大きな課題が突き付けられています。この失敗は、同年3月に行われた初号機の失敗に続くものであり、開発企業スペースワンにとって苦しい状況となっています。 カイロスロケットは、「宇宙宅配便」という小型衛星の打ち上げサービスを目指して開発が進められてきましたが、今回の2号機の打ち上げ失敗は、技術的課題が依然として解決されていないことを示唆しています。なぜ再び失敗したのか?技術的課題と…