小学生の頃に写生大会が毎年開催されていました。僕は屋外が基本的に苦手だったので、全く気乗りのしない行事でした。運動会の次に嫌いでした。その場でやりきれない部分は自宅で仕上げて良いという決まりでしたので、早く家に帰りたかったです。どうして屋外でやらなくてはならないのか理解できませんでした。詳細までじっくり見て覚えておいて、デスクに戻ってゆっくりと仕上げれば良いものを、わざわざうまく仕上げられない環境で遊んでいるようにしか思えなかったのです。もっといえば写実的に絵を描くくらいなら、写真の技術を磨いた方がいいのではないかと思っていたので、上達もすることなく時間だけが過ぎていきました。こんな絵を描くこ…