コーヒーに含まれている「抗酸化物質」は、健康な細胞を保護する働きがあり、さまざまな種類のがんのリスクを軽減する上で重要な役割を果たすことが、多くの研究によってすでに証明されている。スウェーデンのカロリンスカ研究所が実施した研究では、毎日5杯以上のコーヒーを飲む女性はER陰性乳がんの発症リスクが57%低下することが分かった。また、オランダ・ワーゲニンゲン大学の研究チームは、ステージI~IIIの大腸がん患者1719人を調べて、1日コーヒーを5杯以上飲む患者は、1日1杯以下しか飲まない大腸がん患者に比べて、6年間の観察で、がんが再発する確率が32%低いことがわかったという。さらに研究チームによれば、…