明るい亡命生活 ドイツ、カロリーヌ・リンク監督 原作はドイツの絵本作家ジュディス・カーの自伝的小説「ヒトラーにぬすまれたももいろうさぎ」 1933年2月、ベルリン、演劇批評家の父、音楽家の母、そして兄と暮らす9歳のアンナ、ユダヤ人の父はラジオや新聞でヒトラー批判を続けていた。ヒトラーが政権を取ると迫害されると思い、急遽、家族はスイスに亡命する。 やがてナチスが政権を掌握すると「ドイツ人は理性を失った」と父は家族を連れてスイスからパリへと亡命を続ける。ヒトラーは父に懸賞金をかけて捕えようとしていた。 (笑うかもしれないが、映画「帰ってきたヒトラー」でヒトラー役だった俳優がこの映画では父親役だった…