Charles Martel
カロリング家の人。カール大帝の祖父。マルテルは槌の意。 メロヴィング朝フランク王国の宮宰。ゲルマン的な分割相続が継続されたフランク王国では王家が弱体化していた。王家に代わって宮宰が実権を握る状況下で、南部フランスに侵入したイスラム軍をツール・ポワティエ間の戦いで撃退している。 彼の死語、息子ピピン(小ピピン)は自ら王位に即いてカロリング朝を開いている。
あだ名で読む中世史―ヨーロッパ王侯貴族の名づけと家門意識をさかのぼる作者:岡地 稔八坂書房Amazon なかなかにおもしろい。名づけとあだ名から、親族関係や家門の意識を炙り出す。カール・マルテルのマルテルがあだ名だったとか、カロリング朝の諸王のあだ名が同時代のものではなく、後に同じような名前の人物が増えたから、年代記作家によって付けられたとか、なかなか興味深い。しかし、この時代、ただでさえラテン語なのに、正書法とかないから、読むの大変そう。 文字コミュニケーションが主流でない世界との違和感がおもしろい。あと、データ的には中世初期ってのは、真っ暗の中を手探りするような感じだな。 第一章は総論。私…
・ ・ ・ 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。 ・{東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・ 皇室と福祉 三笠宮家の彬子さま「父はよく、『皇族というのは国民の中に自ら入って行って、国民の求めることをするのが仕事だ』と言っておられました」 三笠宮妃百合子さま、100歳の誕生日「孫や曾孫の成長を楽しみに」 2024-01-08 💖目次)─8─近代天皇と軍部・陸軍の人道貢献・平和貢献。「歴史の修正」は悪なのか?~No.1 * ・ ・ ・ 2024年7月6日6:02 YAHOO!JAPANニュース ダイヤモンド・オンライン「「愛子さまと佳子さまの結婚」を1人で邪魔している大物政治家の名前…
ゲルマン人の国家はほとんどが短命であったが、フランク族と呼ばれるゲルマン人の一派はヨーロッパ史に大きな影響を与えた国家を形成した。フランクとは自由や勇敢を意味し、彼らは複数の部族からなる混成部族であったと考えられている。今回は彼らが建てたフランク王国の歴史について見ていきます。 →5世紀初頭、小国家の君主としてメロヴィング家が台頭してきた。481年に即位したクローヴィス王は諸部族を併合してフランク王国を建てた。この王国は周辺部族を圧倒してガリア(現在のフランス)を支配し、西南ドイツの一部にも影響力を持った。 メロヴィング朝フランク王国の建国者クローヴィス →クローヴィスの治世で最も重要な出来事…
つづき ダコベルト二世 レンヌ=ル=シャトーの謎 293ページ 「王位に就いて三年を経た六七九年には、ダコベルトは世俗的にも教会側にもかなりの数の強敵をつくっていた。〜中央集権に反抗する自治を禁止したので、復讐心を抱いた貴族たちから敵意をもたれた。勢力を拡張しようとするローマ教会の企みを妨害したので、教会側からも反感を買っていた。中央集権体制を強化したため、近隣のフランク人王侯からも妬みと警戒の念で見られていた。これらの支配者たちは同盟を組み、ダコベルトの領土内に密使を潜入させた。このような人物に、ダコベルト王の宮宰である中ピピン肥満王がいた。そして中ピピン肥満王は、ダコベルトの政敵とひそかに…
ローランが岩を斬りつけてデュランダルを壊そうとした「ローランの歌(30)」の続きです。 CLXXII(172) Rollant hath struck the sardonyx terrace; The steel cries out, but broken is no ways. So when he sees he never can it break, Within himself begins he to complain: "Ah! Durendal, white art thou, clear of stain! Beneath the sun reflecting back hi…
今回の参考資料・引用元は 山川出版社発行の教科書『世界史探究 詳説世界史』2022年検定済23年発行 P95(5行目)~P96(10行目)「ローマ=カトリック教会の成長」 https://new-textbook.yamakawa.co.jp/w-history 冒頭文で時代を特定する フランク王国と協同して西ヨーロッパ世界の形成に貢献したのが、ローマ=カトリック教会である。 と、この単元のまとめが書かれています。このように、冒頭にまとめや結論を書く場合もあります。裁判所の判決文は、最初に「主文 被告人を○○刑に処する」などと言いますね。(事件によっては、長々と理由を述べてから最後に結論を言う…
今回の参考資料・引用元は 山川出版社発行の教科書『世界史探究 詳説世界史』2022年検定済23年発行 P94(8行目)~P95(4行目)「フランク王国の発展」 https://new-textbook.yamakawa.co.jp/w-history この教科書を持っていない方にも分かりやすいように、固有名詞や歴史用語も含めて書いています。 冒頭文 ゲルマン諸国家の大半が短命だったのに対し、その後 前の時代というより、ゲルマン人の他の部族との比較になります。数あるゲルマン部族の中で、フランク王国だけが大発展を遂げます。 フランク王国に注目が行きがちですが、なぜゲルマン諸国家は短命だったと思いま…
8世紀前半にウマイヤ朝勢力がその全域を支配して以来、このイベリア半島を統一したイスラーム勢力は存在しなかった。 ウマイヤ朝崩壊後はその生き残りが後ウマイヤ朝(コルドバのカリフ国)を建国するも、北方に侵出してきたキリスト教勢力と激しく争い、さらに1031年の後ウマイヤ朝滅亡後は、タイファと呼ばれるムスリムの小勢力たちによる戦国時代へと突入した。 史実ではその後、マグリブの新興勢力たるムラービト朝によってすべてのタイファが滅ぼされるも、この世界では違った。 タイファの1つであるアフタス家のバダホス王国が、1089年にアル=アンダルスを統一。 さらに勢力を北に拡大するこのバダホス王国に危機感を覚えた…
2024年度共通テスト・世界史Bの解き方問題は以下のURLで拾ってください。① https://www.asahi.com/edu/kyotsu-exam/shiken2024/mondai_day1_jmq2ytbaxq/sekaishi_b.html② https://www.toshin.com/kyotsutest/sekaishi-b_question_0.html 第1問A問1[ 1 ] 正解は①、なぜなら「資料1で、李斯は、……周王が制御できなくなったこと」と「文王と武王は、一族や功臣の多くに、封土を分け与えて諸侯としましたが、その後疎遠となって攻撃し合い」と一致しているからです…
カロリングルネサンス 中世は暗黒の時代と考えられていたが、カロリングルネサンスなどルネサンスの下地を整える出来事があった。フランク王国の王カール大帝が領土拡大し、統治のため教会の発展や教育振興に力を入れた。これがカロリングルネサンスと呼ばれ、ラテン語の復興、標準化カリキュラム、教育機関の設立を行った。 In the Middle Ages, which was considered a dark age, there were events that laid the groundwork for the Renaissance, such as the Carolingian Renaiss…
トゥール・ポワティエ間の戦いは、732年にフランク王国の宮宰カール=マルテルがピレネーを越えて侵攻してきたイスラーム軍を撃退した歴史的な戦いである。この戦いは、中世ヨーロッパのキリスト教世界とイスラーム世界の境界を形成する重要な出来事とされている。 ウマイヤ朝のイスラーム勢力は、711年にイベリア半島に侵入し、西ゴート王国を滅ぼした。このイスラームのヨーロッパ侵入はキリスト教世界にとって大きな脅威となった。720年にはピレネー山脈を越えてガリア侵入を開始し、アキテーヌ公ユードはフランク王国に救援を依頼した。しかし、メロヴィング朝の王には抵抗する力がなく、宮宰であるカロリング家のカール=マルテル…
ベルギー 西ヨーロッパの国 / ウィキペディア フリーな 百科事典 フランス語 ドイツ語 ワロン語 親愛なるWIKIWAND AI, これらの重要な質問に答えるだけで、簡潔にしましょう: トップの事実と統計を挙げていただけますか ベルギー? この記事を 10 歳向けに要約してください すべての質問を表示 ベルギー王国(ベルギーおうこく、蘭: Koninkrijk België、仏: Royaume de Belgique、独: Königreich Belgien)、通称 ベルギーは、西ヨーロッパに位置する連邦立憲君主制国家。隣国のオランダ、ルクセンブルクと合わせてベネルクスと呼ばれる。 ベル…
はじめに 文科省の入試改革を受けて、私立大学の世界史入試問題にどのような変化が生じているかを検証するシリーズ、今回は近畿大学です。 延べ受験者数日本一の近畿大学の世界史はかつてはひたすら客観式の一問一答でしたが、ここ数年は変化が見られます。 今回はぶんぶんが近畿大学の2023年度の入試問題全320問を解答し、合格に必要な心構えを解説します。 2024年度入試直前の更新なので、お急ぎの人は3から読んでください。 問題はこちら。「近パス」に登録必要(無料)。三年×8日分 kindai.jp ちなみに理事長は1月現在こんな感じ。毎日新聞。大学のブランドに影響しないか心配してます。近畿大学教職員組合の…
・ ・ ・ 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。 ・ ・ {東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・ 当ブログは、歴史の定説を恣意的に書き替える為に作成している歴史修正主義と民族主義のブログである。 ・・・ * * * * * ・・・ 2024年1月2日 YAHOO!JAPANニュース 東洋経済オンライン「現代遺伝学がもたらす民族主義の再燃という悪夢 幻に終わったヒトゲノム計画による理想の世界 かつて、ヒトゲノム計画は人種差別のない未来の一翼を担うものと受け止められましたが、今、現代遺伝学は社会の分断や人々の監視の道具として用いられています(metamorworks/PIXTA) …