カール・グスタフ・ケンプ提督は撃墜王で名をはせ、その後は戦艦の艦長になり大佐、ラインハルト元帥府開設時に中将で艦隊提督として名を連ねます。若手が多い元帥府ではケンプは年長者ですが、30代の提督なので十分優秀で若手の将官です。ラインハルトが招いたのも納得です。 戦歴としてはまず同盟の帝国侵攻作戦でヤンの第13艦隊との戦いがあります。一時的な劣勢を悟り艦隊を退いてヤンを逃がします。ここだけ聞くと能力を疑われますが、ヤンは敵の来襲を予想した上で適した戦術を用意していました。半月陣を用いて左右に振り子のように移動して、敵の攻勢をかわすとともに相手の両翼に砲火を集中して出血を強いる方法です。 この時ケン…